REPORTレポート

CM(Construction Management)方式とは、建設生産に関わるプロジェクトにおいて、コンストラクションマネージャー(CMr)が、技術的な中立性を保ちつつ発注者の側に立って、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理などの各種のマネジメント業務の全部又は一部を行うものである(平成14年2月:国土交通省CM方式活用ガイドライン)。
 
CM方式では、CMrは、従来の発注方式において発注者が担っていた企画、設計、発注、施工に関連する各種のマネジメント業務の全部又は一部を、発注者の補助者・代行者として行う業務契約を発注者と締結し、その対価を得る。
 
発注者は、CMrの支援・助言・提案等を踏まえて、設計等業務受託者、工事受注者(総合建設会社や専門工事会社)と各種発注方式にて契約し、事業の各段階における重要な判断や決定を行う。この契約におけるCMrの立場は発注者の補助者・代行者であり、最終的な判断については、発注者が責任を負う。
 
尚、日本では建設プロジェクトにおけるPMとCMの役割について曖昧になっているケースが多いが、欧米における国際的なスタンダードでは発注者側の建設マネジメントをPM(プロジェクトマネジメント)、受注者側(施工者)で行う建設マネジメントをCM(コンストラクションマネジメント)と呼んで区別している。
 
参考|地方公共団体におけるピュア型CM活用ガイドライン(国土交通省)

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