REPORTレポート
用語集
契約方式とは
契約方式とは、建設プロジェクトにおいて工事や設計業務等を発注する際に契約上の価格や条件を取り決める方式。
契約の対象とする業務および施工の範囲の設定方法により、以下の分類がある。
(1)事業プロセスの対処範囲に応じた方式
① 工事の施工のみを発注する方式
② 詳細設計付工事発注方式
③ 設計・施工一括発注方式
④ 設計段階から施工者が関与する方式(ECI方式 )
⑤ 維持管理付工事発注方式
(2)発注単位に応じた方式
① 包括発注方式
② 複数年契約方式
(3)事業プロセスの対処範囲に応じた方式
① CM方式
② 事業促進PPP方式
採用する方式により契約上のリスク負担等が異なる為、各方式のメリット・デメリットを踏まえてプロジェクトの目的や状況に合わせ最適な「契約方式」が検討・採用される。
なお、従来の「契約方式」としては定額請負契約のうち総価請負契約が採用されてきたが、近年では建設マネジメントの普及により多様な「契約方式」が活用されている。
参考|公共工事の入札契約方式の適用に関するガイドライン(国土交通省)、契約方式とは(アーキブック)
WRITERレポート執筆者
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橋詰 健
インデックス シニアアナリスト
都市計画、都市開発のコンサルタントとしてキャリアをスタート。当社では再開発事業、マンション建て替え等のPMを経て、東日本大震災の復興プロジェクトを経験。現在はCSR担当として3つの一般社団法人を運営するほか、経営企画にも参画。専門的な知見を活かし、社会課題の解決に貢献するソリューションを提供します。
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