REPORTレポート

代表植村の自伝的記憶

29年目のインデックス

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インデックスグループは、28年前の1月28日に誕生しました。米国最大級のデザイン会社と、インデックスコンサルティングの前身であるInternational Design Exchangeを設立したのが始まりです。

米デザイン会社が米国で展開していた、オフィスのデザインを通した労働生産性向上とCI (Corporate Identity)強化を日本でも実践すべく合弁会社を立ち上げたこともあり、当時のビジネスは内装のデザインとプロジェクトマネジメントが中心でした。主に外資系企業のオフィス内装デザインを米デザイン会社のデザイナーが手掛け、工事の際に、プロジェクトマネージャーとして設計事務所や内装業者をマネジメントする仕事でした。

内装のプロジェクトマネジメントは、金額こそそれほど大きな仕事ではありません。ただ、プロジェクトマネジメントに仕事の大小はありません。逆に、規模の小さな内装から始めたからこそ、些細なことに気づく繊細さやプロジェクトマネージャーに不可欠なホスピタリティを学ぶことができたと感じています。私たちを信用し、向き合ってくれたお客様のおかげです。

今でこそ、インデックスグループは海外の社会・公共インフラPPP(Public Private Partnership:官民連携)やスマートシティ、上場企業の工場建設など大規模なプロジェクトのプロジェクトマネージャーを務めていますが、スタートアップ時代のことを忘れないようにしたいと思います。
 
今の事業は未来につながる
 
もう一つ、28年間を振り返って思うのは、これまでに手がけてきた事業のすべてが、今のインデックスグループの血肉になっているということです。

内装プロジェクトマネジメントから始まったインデックスグループは、バブル崩壊後の1990年代半ばに、「エンジニアリングレポート」の作成を始めました。

その当時は、相対的に割安になった東京の不動産を買うために外資系ファンドが進出し始めていた時期。売買にあたって、本社の決済を得るために、対象となる不動産の遵法性や地震リスク、環境リスクをまとめたエンジニアリングレポートが求められるようになったのです。

エンジニアリングレポートの作成は、2008年のリーマンショックまで、インデックスグループの屋台骨の一つでした。この事業があったからこそ、2000年代後半の建設不況の時にもプロジェクトマネジメントを続けることができました。

エンジニアリングレポートは今のインデックスエンジニアリング、内装関連のビジネスはファシリティビジネスに発展し、インデックスファシリティーズに継承されています。こういった安定したビジネスがあったがゆえに、今こうして海外の社会・公共インフラのプロジェクトに乗り出し、チャレンジすることができたと考えています。

スティーブ・ジョブズのコネクティング・ドットではありませんが、人生において、無駄な経験はありません。それは、ビジネスにおいても同じです。過去の事業はすべて今につながっています。そして、今の事業は未来につながります。その思いを胸に、29年目のインデックスを始めようと思います。

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