PROJECT
キッコーマン新研究開発棟建設プロジェクト
本プロジェクトでは、キッコーマン株式会社が進めていた中央研究所の建て替えをプロジェクトマネージャーとしてサポートしました。設計者や施工会社の選定はもとより、中央研究所に必要な機能や設備、レイアウトなどの要件設定やオフィス家具・什器の入札、引っ越し業者の選定などプロジェクト全体にわたって支援しました。
プロジェクトの課題
既存の中央研究所は築60年を越えており、基礎・基盤研究の強化、集中、グループ研究開発の中枢として機能するには十分ではありませんでした。「醤油の街」として知られる野田の風景にあった、キッコーマンらしい研究所を妥当なコストで建てることが課題でした。
インデックスコンサルティングのソリューション
インデックスコンサルティングに相談が来た段階では設計事務所が決まっていなかったため、設計事務所の選定から支援しました。その際に、設計事務所は基本設計だけとし、ゼネコンに実施設計と施工を依頼する実施設計付き施工という発注方式を採用しました。
また、既存の施設の解体、あるいは研究所で使う家具・什器の選定、研究のための設備や機材の搬入など、それぞれのプロセスで入札を実施、業者の選定に競争原理を導入することで、コストを適切に抑えました。施工段階でも、改めて工事内容や部材を見直し、機能を落とさずにコストを抑えるバリューエンジニアリングを実施し、全体のコストを最適化しました。
野田市の街並みに溶け込みつつも、グループの研究開発の中枢として、免震構造で防災拠点にもなる、最先端の研究所の建設が実現しました。
DETAILSプロジェクト概要
プロジェクト名 | キッコーマン新研究開発棟建設プロジェクト |
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事業主 | キッコーマン株式会社 |
所在地 | 千葉県野田市 |
用途 | 研究開発棟(パイロットプラント含む)・事務所 |
規模・構造 | 地上2階(一部免震構造)、鉄骨造、敷地面積:16,960㎡、建築面積:6,962㎡、延床面積:10,350㎡ |
設計者/施工者 | 日建設計、鹿島建設株式会社 |
期間 | 2016年12月~2019年7月 |
EXPERT担当コンサルタント
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藤田 達哉
インデックス コンサルティング 部長
ゼネコンの設計部を経て入社。生産施設やオフィスだけでなく、大規模学生寮や木造を取り入れた環境配慮型教育施設、免震構造の最先端研究施設等、プロジェクトマネージャーとして多数の実績を抱える。クライアントの立場に立ち、建物の利用者の意見を多くプロジェクトに反映することを信条としています。
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