INTERVIEW社員インタビュー

友野 康宏

インデックスコンサルティング
シニアコンサルタント

定年後に開けた、プロジェクトマネジャーという新しい扉 ――“悉皆の精神”との出会いが導いた挑戦。

―――友野さんは2024年9月、63歳の時にインデックスコンサルティング(以下、IC)に入社されました。どのような経緯でICに入社されたのでしょうか。

ICに入社する前は、外資系の建設関連メーカーで働いていました。建築現場に工具やアンカーなどを供給する会社です。

この会社では主に技術営業として現場を回っていましたが、ICに入社する半年前にそれまでの社員という立場から外部コンサルタント契約に切り変わることになり、それに合わせて業務内容も変わりました。その内容が私のしたいこととは少し違っていたため、転職を考えるようになりました。

ICに応募したのはたまたまです。転職支援会社の方からICのことを聞き、話を聞いてみようと思ったんです。

 

―――ICの存在は知らなかったのですね。

全く知りませんでした。ただ、面接するにあたってインデックスグループについていろいろ調べた時に、植村社長が語っている「悉皆の精神」という言葉にとても共感しまして。

顧客のためにさまざまな専門家を束ね、買い手、売り手、社会の「三方良し」を目指すのが日本型プロジェクトマネジャーであり、それを実現するために必要なのが「悉皆の精神」だという植村社長の話はまさにその通りだと思ったので、インデックスグループにより興味が湧きました。

企業理念(インデックスグループ)

また、面接の時に話を聞いたICの執行役員や人事担当の対応がとてもいいなと感じたのも大きかったです。面接はリモートでしたが、リモートでも対応する方の雰囲気は伝わります。こういう方々とであれば楽しく働けると思い、ICに入社することにしました。

 

―――ただ、もともとのキャリアはプロジェクトマネジャーではありませんよね。

はい。私は主に建築設計、特に意匠デザインの分野でキャリアを築いてきました。米国の大学院を卒業し、29歳で日本設計に入社した後は12年間、国内外で設計の仕事に従事しました。その後、10年ほど他の会社で働いていた時期もありますが、2012年に日本設計に再入社し、60歳の定年退職まで同社に籍を置きました。

再入社から定年退職までは意匠設計ではなく、英語での契約や仕様書の作成などが主な仕事になりましたが、いずれにせよプロジェクトマネジメント(PM)の仕事に関わっていたわけではありません。ただ、無意識のうちにPMをやりたいと思っていたんだな、とICに応募した後に気がつきました。

 

―――どういうことでしょうか。

実は、日本設計で設計に従事していた1990年代後半、パキスタンでのODAプロジェクトに関わりました。イスラマバードでの母子健康センターの建設です。この時は日本で1年間設計を手掛け、残りの2年間は現場に行き、現場管理に従事しました。この時の仕事が、今で言うプロジェクトマネジャー的な役割だったんです。難しさもありましたが、それ以上にPMの醍醐味を知ることができました。

国内の現場であれば、ゼネコンや設計事務所、サブコンなどの専門家が現場にいるため、それぞれの専門的な役割を果たせばこと足ります。ところが、海外の現場となるとそうもいきません。

自分が設計した建物の性能や品質を担保するためには現場での調整が不可欠。一方で顧客である施主には施主としての要望があり、現地の建設会社やサブコンを取りまとめながら施主の要望を実現していかなければなりません。

しかも、イスラマバードの案件はODAのため、現地の日本大使館やJICA(国際協力機構)への説明も必要になる。海外でのプロジェクトの場合、そうした数々の調整を引き受けるプロジェクトマネジャーがいなければ、プロジェクトは前に進みません。

正直、関係者間の調整は大変でしたが、同時にプロジェクトマネジャーという仕事の重要性ややりがい、醍醐味を強く感じました。そうした経験があったからこそ、植村社長が語っている「悉皆の精神」に共感したのだと思います。インデックスグループが建築やインフラのPMの会社だと知って、逆に楽しみになりました。

 

―――今はどんな仕事をしているのでしょうか。

今は海外PMチームのメンバーとして、海外の大型医療機関で検討が進んでいるがん治療施設の整備事業など、いくつかの海外プロジェクトをサポートしています。

現状、他のプロジェクトマネジャーのサポートが中心ですが、ある外資系企業が進めているデータセンター整備のPMに手を挙げているので、このプロジェクトが取れれば、プロジェクトマネジャーとして私が関わることになります。

PMはプロジェクトの成否を握る極めて重要な存在です。それができる立場にいるということに、とても感謝しています。

 

―――ICに入社して1年が経ちますが、何か感じることはありますか?

ICに入社して驚いているのは、インデックスグループの多様性です。今朝も朝礼の時に、ハワイ出身者とシンガポールにいるフランス人の新メンバーが話をしました。インデックスは日本の会社ですが海外スタッフが多く、とてもダイバーシティに富んだ会社だと感じています。多様なバックグラウンドを持つ人々がいれば、それだけ考え方やアプローチは幅広くなります。それは、日本人だけの会社と比べて大きな利点です。

また、私は60代ですが、20代から70代まで幅広い年代の方がいます。そうした人たちがお互いをリスペクトしながら働く今の環境はとても居心地がいい。



―――友野さんのように、企業を定年退職した後、自身の専門知識を活かして新しい分野に挑戦しようとするシニアは増えています。そういう方々に何かメッセージはありますでしょうか?

定年退職した方々には、「ぜひ外に出て違う海を見てほしい」と言いたいですね。古巣の日本設計の同僚にも話していますが、雇用延長で同じ世界にとどまるのではなく、新しい世界に出てほしい。

とりわけプロジェクトマネジャーは技術的なバックボーンと経験がなければなかなか務まらない仕事です。設計のプロとして現場を知るシニアの建築士には最適な仕事だと思います。私も毎週金曜日、現場に出ていますが、建築士だった頃に現場で見ていたものと、プロジェクトマネジャーとして見ている視点が異なり、とても面白く感じています。

確かに、新しい環境に慣れるのに少し時間がかかるかもしれませんが、そんなことは大したことではありません。新しい環境に飛び込めば、刺激を受けるし、新鮮な気持ちにもなります。ぜひチャレンジングな生き方をしてほしいと思います。

 

―――最後に今後の夢や目標はありますか?

元気なうちは現場でものづくりに関わっていたいですね。また、同じ海外チームに20代の若いプロジェクトマネジャーがいるので、実際のプロジェクトを通して私の経験や知識を伝えていきたいと思います。

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