PROJECT
キッコーマン新研究開発棟建設プロジェクトにおける働き方改革と家具什器選定支援業務
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100年以上の歴史を持つキッコーマン株式会社が「食と健康」の分野における基礎・基盤研究を強化、集中するために、新研究開発棟を建築するというプロジェクトでした。当社は、新研究開発棟の建設プロジェクトで、働き方改革と家具什器の選定を支援しました。
プロジェクトの課題
キッコーマンは、新研究開発棟の建設においては「おいしい記憶」「一人一人の働きがい」「夢を形に&組織力の醸成」という目標を、建築設計における実現目標としては「五感に訴える空間体験」「新しい価値を育む場」「部門間の融和の場」というキーワードを掲げていました。こういった目標を踏まえながら働き方改革や内装のデザインコンセプトをつくり、社内外ともに驚きと核心を伝播できる空間を実現することが求められました。
当社のソリューション
キッコーマンの要望を実現するため、当社は働き方改革に向けた実地調査や社内意識調査を手がけるコンサルティング会社を選定するための入札をサポートしました。また、調査においては非対面のウェブアンケートや対面インタビュー、役員インタビューを実施するとともに、「将来のオフィスに何を求めるか」という点についてワークショップを開催しました。言語化の難しいオフィス像についてはイメージ写真を用いて共有し、協議を重ねました。こういった調査を通して働き方改革レポートを作成、方向性の一致を図りました。
さらに、新研究開発棟の実現目標や働き方レポートに沿ったオフィスをつくるため、内装のデザインコンセプトを形にするデザイン会社の入札選定を実施すると同時に、実際の運用に合わせたレイアウト計画のアドバイスや家具什器選定の支援、コストを最適化するためのコストマネジメントを実施しました。
また、什器や内装の選定においても、金額やスペック、カタログ写真だけでは分かりにくいため、ショールーム見学会を企画し、実際に目で見て使用するイメージを膨らませてもらうなどの取り組みを実施しました。コストマネジメントについても、選定の優先順位をコンセプトや実現目標と照らし合わせながら設定し、予算の使いどころに強弱をつけて対応しました。
DETAILSプロジェクト概要
プロジェクト名 | キッコーマン新研究開発棟建設プロジェクトにおける働き方改革と家具什器選定支援業務 |
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事業主 | キッコーマン株式会社 |
所在地 | 千葉県野田市 |
用途 | 研究棟(パイロットプラント)・事務所 |
規模・構造 | 地上2階、鉄骨造(一部免震構造)、敷地面積:16,960㎡、建築面積:6,962㎡、延床面積:10,350㎡ |
設計者/施工者 | 日建設計、鹿島建設株式会社 |
期間 | 2016年12月~2019年7月 |
実施された業務 | 働き方改革パートナー会社選定支援・入札対応・働き方改革レポートの基本設計へのインプットなど |
EXPERT担当コンサルタント
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藤田 達哉
インデックス コンサルティング 部長
ゼネコンの設計部を経て入社。生産施設やオフィスだけでなく、大規模学生寮や木造を取り入れた環境配慮型教育施設、免震構造の最先端研究施設等、プロジェクトマネージャーとして多数の実績を抱える。クライアントの立場に立ち、建物の利用者の意見を多くプロジェクトに反映することを信条としています。
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