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2020.09.30

プロジェクト

近畿大学医学部及び近畿大学病院の移転プロジェクトについて

このたび、インデックスコンサルティングがプロジェクトマネジメントを担当する近畿大学医学部及び近畿大学病院の移転プロジェクトにおいて、実施設計が完了し、建設会社を選定する発注プロセスに移行したことをここにご報告いたします。本年3月に当社がプロジェクトマネジメント会社に選任されて以降、当社は建設だけでなく、医療機器の選定や都市計画、施設運営における外部資金の一部活用など、プロジェクト全般にわたる機能強化と効率性の向上に向けた取り組みをサポートしております。

近畿大学は大阪府大阪狭山市にある医学部及び近畿大学病院を泉北高速鉄道泉ヶ丘駅にほど近い堺市南区三原台に移転するというプロジェクトを進めています。全体の開発面積は11万6000㎡、延べ床面積は14万7000㎡で、診療棟(800床)や外来棟、医局・実験棟、講義・実習棟、管理棟、立体駐車場などの施設から構成される計画です。

近畿大学が医学部及び近畿大学病院の移転を決めたのは、心臓血管外科やがん領域など同大学が強みを持つ分野を中心に、最先端の研究と実践の場を備えた次世代のメディカル・キャンパスを整備し、国内外の優れた医師や研究者、学生を呼び寄せることで、世界に冠たる総合医療機関の実現と病院経営の安定を目指すことが目的です。

当社はプロジェクトマネージャーとして、近畿大学の目的を実現するべく、さまざまな側面からサポートしております。例えば、コストを予算の範囲内に抑えるためのさまざまな工夫が挙げられます。

施工については設計と施工を分ける設計施工分離方式を予定していましたが、設計や調達など建設会社のノウハウが生かせるよう、実施設計付施工方式に切り変えました。実施設計付施工方式とは、実施設計を施工者となる建設会社が作り、発注者と設計施工契約を締結する発注方式です。この方式を採用すれば、設計・施工を一括で発注するのに近いコスト縮減効果が見込めます。

また、プロジェクトの初期コストを低減するため、事業スキームを一部変更いたしました。具体的には、立体駐車場や管理棟などは近畿大学が建設を発注し、運営する予定でしたが、そういった施設は外部の事業者に発注段階から委託することにしました。

病院など医療関連施設の建設では、利害関係者のさまざまな要望を取り入れることで、過剰品質や予算超過に陥るケースが少なくありません。そういった予算超過は初期コストにとどまらず、維持・運営コストの増大にもつながり、先々の病院経営に悪影響を与えます。

新型コロナの感染拡大に伴う患者の受診控えによって、病院経営は厳しさを増しています。今後はただ施設を建てるだけでなく、医療機関の競争力向上につながる施設を適正な価格で作るという視点が欠かせません。その意味において、今回の近畿大学医学部及び近畿大学病院の移転プロジェクトは新しい病院経営のモデルになると考えております。

さらに、少子高齢化や医療財政の逼迫を前に、地域の中核医療機関と周辺のクリニックの役割を整理し、連携を強化していく必要があります。新しく生まれるメディカル・キャンパスが次世代の地域医療の形を生み出せるよう、当社としても最大限サポートしていく所存です。
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