INTERVIEW社員インタビュー
安久 正敏
インデックス コンサルティング
顧問
真にクライアントの利益に貢献できる。それがプロジェクトマネージャーとしての喜び
インデックスコンサルティングのプロジェクトマネジメント事業本部の本部長をしながら、自ら新規クライアントへの提案業務も行っています。
20年以上にわたる豊富なプロジェクトマネジメントの経験を生かし、人材育成・指導も担当しています。
もともとゼネコンで勤務しており、駐在員としてシンガポールに赴任していました。次第に目の前の仕事にやりがいを感じなくなったとき、建築プロジェクトマネジメントの存在を知り、自然と興味を持ちました。
プロジェクトマネージャーになりたての22年前。プロジェクトマネジメント業界は黎明期で、とても刺激的でした。
ゼネコン時代に「やりがいを感じなくなった」と言いましたが、当時はゼネコンが儲かる仕組みを一生懸命考えていました。実際に、多くの利益を出したプロジェクトもあります。ただ、多くの利益を上げるということは、その分、顧客である発注者が過剰にコストを支払っているということです。そんなことを繰り返しているうちに、仕事に対する疑問を感じ始めました。
それに対して、プロジェクトマネージャーの使命は発注者の利益を最大化することです。自分の建設における知識やノウハウを、クライアントのために生かせるというのは素直な喜びでした。一方、ゼネコン側が発注者に言いにくい事を公平な立場でコメントすることで、発注者と受注者の間で技術的な通訳者の役割も担っています。
もちろん、これまでの経験やスキルが生かせたというのもあります。
シンガポール駐在時代、私はコストマネジメントや契約関連業務を主に担当していました。その前は現場で施工管理をしたりと建設における幅広い経験を積むことができました。それらのコストマネジメントや施工管理の専門知識と経験は現在の業務を進める上で大きな武器になりました。プロジェクトマネージャーになって、これは天職だと感じました。
「大規模案件では、多様なステークホルダーをまとめあげることが大切」
これまで多くのプロジェクトにマネジメント職として関与しましたが、大規模なものを挙げれば、空港などの大型施設や、超高層プロジェクト、総合病院施設などがあります。プロジェクトの規模が巨大化したことも、やりがいにつながりました。
プロジェクトの規模が大きくなると、関係者の数も増えていくので、合意形成は大変ですが、それこそがプロジェクトマネージャーの役割ですからね。発注者の役に立てていると思えて嬉しかったです。
「建設PMは、発注者だけでなく設計事務所やゼネコンにも求められる存在」
プロジェクトマネージャーの醍醐味は、プロジェクトの全体を俯瞰して見ることができるという点です。プロジェクトが大きくなればなるほど、そのプロジェクトの一部にしか関われないものですが、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を最適化することが仕事なので、全体を見る必要がある。それができるのは、発注者のほかにプロジェクトマネージャーしかいません。
また、先述した、自分の知識やノウハウが発注者の役に立つというのも醍醐味の一つでしょう。そして、発注者だけでなく、設計事務所やゼネコンにとっても有益だというところも、プロジェクトマネージャーという仕事の面白いところです。
言ってみれば、発注者は建設に関しては素人です。だから私たちがいます。発注者の意思決定をサポートし、設計事務所やゼネコンとのコミュニケーションを橋渡しする。これはプロジェクトマネージャーの重要な役割ですし、設計事務所やゼネコンからも求められる部分です。
「インデックスコンサルティングの将来、建設プロジェクトマネジメントの将来」
インデックスコンサルティングで海外案件といえば、主に東南アジアで日系企業の工場建設を支援しています。今後はスマートシティなどのプロジェクトも出てくるでしょう。
会社として、日系企業の海外進出だけでなく、いわゆる「外-外」、外国企業の建設プロジェクトなども注力していますので、今後、海外案件が増える見込みです。この分野に強い国内の建築プロジェクトマネジメント会社はあまりないので、これから楽しみです。
今後、発注者の知識レベルが上がれば、私たちを必要としないケースも出てくるかもしれません。ただ、一方で発注者やその背後にいる投資家は建設プロジェクトにおけるコストやプロセスの透明性、契約形態などをシビアに見るようになっています。
また、これまではゼネコンに任せれば、多少、不透明だとしても、トラブルなく建物を建ててくれました。ただ、設計事務所、ゼネコンもなんでも引き受けるような昔のスタイルとは異なり各業務範囲での専門性が高まり、明確に切り分けるようになっています。その分、契約や工期、コストなどの面で紛争が起きやすいということです。
私たちの仕事は、プロジェクトにおけるトラブルを未然に防ぐことでもありますので、プロジェクトマネジメントに対するニーズは逆に増えるのではないかと見ています。
20年以上にわたる豊富なプロジェクトマネジメントの経験を生かし、人材育成・指導も担当しています。
もともとゼネコンで勤務しており、駐在員としてシンガポールに赴任していました。次第に目の前の仕事にやりがいを感じなくなったとき、建築プロジェクトマネジメントの存在を知り、自然と興味を持ちました。
プロジェクトマネージャーになりたての22年前。プロジェクトマネジメント業界は黎明期で、とても刺激的でした。
ゼネコン時代に「やりがいを感じなくなった」と言いましたが、当時はゼネコンが儲かる仕組みを一生懸命考えていました。実際に、多くの利益を出したプロジェクトもあります。ただ、多くの利益を上げるということは、その分、顧客である発注者が過剰にコストを支払っているということです。そんなことを繰り返しているうちに、仕事に対する疑問を感じ始めました。
それに対して、プロジェクトマネージャーの使命は発注者の利益を最大化することです。自分の建設における知識やノウハウを、クライアントのために生かせるというのは素直な喜びでした。一方、ゼネコン側が発注者に言いにくい事を公平な立場でコメントすることで、発注者と受注者の間で技術的な通訳者の役割も担っています。
もちろん、これまでの経験やスキルが生かせたというのもあります。
シンガポール駐在時代、私はコストマネジメントや契約関連業務を主に担当していました。その前は現場で施工管理をしたりと建設における幅広い経験を積むことができました。それらのコストマネジメントや施工管理の専門知識と経験は現在の業務を進める上で大きな武器になりました。プロジェクトマネージャーになって、これは天職だと感じました。
「大規模案件では、多様なステークホルダーをまとめあげることが大切」
これまで多くのプロジェクトにマネジメント職として関与しましたが、大規模なものを挙げれば、空港などの大型施設や、超高層プロジェクト、総合病院施設などがあります。プロジェクトの規模が巨大化したことも、やりがいにつながりました。
プロジェクトの規模が大きくなると、関係者の数も増えていくので、合意形成は大変ですが、それこそがプロジェクトマネージャーの役割ですからね。発注者の役に立てていると思えて嬉しかったです。
「建設PMは、発注者だけでなく設計事務所やゼネコンにも求められる存在」
プロジェクトマネージャーの醍醐味は、プロジェクトの全体を俯瞰して見ることができるという点です。プロジェクトが大きくなればなるほど、そのプロジェクトの一部にしか関われないものですが、プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体を最適化することが仕事なので、全体を見る必要がある。それができるのは、発注者のほかにプロジェクトマネージャーしかいません。
また、先述した、自分の知識やノウハウが発注者の役に立つというのも醍醐味の一つでしょう。そして、発注者だけでなく、設計事務所やゼネコンにとっても有益だというところも、プロジェクトマネージャーという仕事の面白いところです。
言ってみれば、発注者は建設に関しては素人です。だから私たちがいます。発注者の意思決定をサポートし、設計事務所やゼネコンとのコミュニケーションを橋渡しする。これはプロジェクトマネージャーの重要な役割ですし、設計事務所やゼネコンからも求められる部分です。
「インデックスコンサルティングの将来、建設プロジェクトマネジメントの将来」
インデックスコンサルティングで海外案件といえば、主に東南アジアで日系企業の工場建設を支援しています。今後はスマートシティなどのプロジェクトも出てくるでしょう。
会社として、日系企業の海外進出だけでなく、いわゆる「外-外」、外国企業の建設プロジェクトなども注力していますので、今後、海外案件が増える見込みです。この分野に強い国内の建築プロジェクトマネジメント会社はあまりないので、これから楽しみです。
今後、発注者の知識レベルが上がれば、私たちを必要としないケースも出てくるかもしれません。ただ、一方で発注者やその背後にいる投資家は建設プロジェクトにおけるコストやプロセスの透明性、契約形態などをシビアに見るようになっています。
また、これまではゼネコンに任せれば、多少、不透明だとしても、トラブルなく建物を建ててくれました。ただ、設計事務所、ゼネコンもなんでも引き受けるような昔のスタイルとは異なり各業務範囲での専門性が高まり、明確に切り分けるようになっています。その分、契約や工期、コストなどの面で紛争が起きやすいということです。
私たちの仕事は、プロジェクトにおけるトラブルを未然に防ぐことでもありますので、プロジェクトマネジメントに対するニーズは逆に増えるのではないかと見ています。
これからも「プロジェクトに関わる全ての人が幸せになること」を信条に、真にクライアントの利益に貢献するため、邁進し続けます。
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