PROJECT

中央大学後楽園キャンパス新2号館

中央大学の新設学科の授業開始スケジュールに合わせ、最新の研究室などを併設した新たな校舎を建設するプロジェクトです。インデックスコンサルティングは新2号館建設プロジェクトにおいて、プロジェクトマネージャーを務めました。

 

プロジェクトの課題

本プロジェクト最大の課題はスケジュールでした。新設する学科の授業開始日程が決まっている中で、研究室や実験室、また大学のみでなく高校の体育館等も併設することが計画されていました。短期間で既存の構造物とテニスコートの解体と新2号館の建設が求められました。

 

インデックスコンサルティングのソリューション

授業開始までに教室を完成させるため、建物を2つに分け、新設学科に関連する部分を先行して引き渡し、その後、残りの部分を竣工させるという2段階引き渡しを採用しました。また、設計・施工一括の技術提案方式の入札を実施。スケジュールとデザイン性、機能性のすべてを満たす提案を募りました。

プロジェクト期間中、東日本大震災の発生に加え、埋蔵文化財や地下障害物の発見、土壌汚染の発覚と浄化作業など予期せぬ問題が起きましたが、埋蔵物調査の日程調整など施工者である大成建設とともにスケジュールを墨守するために打てる限りの手を打ちました。また、工事にあたっては通常の近隣説明会だけでなく、近隣住民と個別に交渉するなど遅滞ないプロジェクトの遂行を支援しました。

課題であったスケジュールは、結果的にプロジェクト開始から15ヶ月で部分引き渡し、22ヶ月で全体の竣工という超短工期を実現しました。クライアントの要望通り、新学科開講までに施設を完成させることができました。


また、技術提案方式の入札を採用したことで予算を下回る金額で、研究実験環境に対応できるフレキシビリティーの確保と高校の教室や体育館を併設した、都市部立地に最適化させた校舎を実現しました。

DETAILSプロジェクト概要

プロジェクト名 中央大学後楽園キャンパス新2号館新築工事
事業主 学校法人中央大学
所在地 東京都文京区
用途 教育施設
規模・構造 地上9階/地下1階、鉄骨造、敷地面積:27,526.418㎡、延床面積:17,359.28㎡
設計者/施工者 大成建設株式会社
期間 2009年10月~2011年7月

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