PROJECT
国際基督教大学新体育館
インデックスコンサルティングが策定を支援したキャンパスグランドデザインを基に、国際基督教大学(ICU)新体育館建設の計画策定への助言、設計事務所・施工会社の選定、入札における事業者提案の評価などを遂行しました。
クライアントの要望
ICUではリベラルアーツ教育において保健体育を重要視しており、必修科目となっています。体育施設の整備は、教育の場としての意義とキャンパス入り口に位置するICUの新しい顔として重要な位置付けでした。学生数の少なかった時代に建てられた体育館だけでは現状の学生数に対して手狭であるため、キャンパスグランドデザインに基づき、限られた予算内でICUの理念を実現する新体育館を建設したいというのが先方の要望でした。
インデックスコンサルティングのソリューション
新体育館に求められる要件の整理、基本計画の策定、発注方式の提案、施工者選定及び設計施工段階においてクライアントを支援しました。事業性とデザイン性、機能性を担保するため、キャンパスグランドデザインを担当した隈研吾建築都市設計事務所・日本設計の共同企業体が、新体育館の基本設計を実施しました。基本設計段階で、木構造を活用したデザインが提案されたため、インデックスコンサルティングはコストや耐火性について鉄筋コンクリート(RC)造と比較したデータをクライアントに提供するとともに、国土交通省の「サステイナブル建築物等先導事業(木造先導型)」補助金の活用を提案し、平成28年度の事業として採択されました。
さらに、施工者選定の際には、コスト削減提案のみならず工期・施工計画、管理能力、環境対応などで事業者の提案の評価を支援し、またインデックスコンサルティングの専門性・独立性・中立性を活かし、理事会や内部関係者の意思決定に貢献しました。
最終的に補助金を含め、予算内で新体育館を建設することができました。特に、木構造とRC造の比較、施工者の専門的な提案について分かりやすく評価したことは、ICUの方々より高評価を得ました。
DETAILSプロジェクト概要
プロジェクト名 | 国際基督教新体育館施設建設プロジェクト |
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事業主 | 学校法人国際基督教大学 |
所在地 | 東京三鷹市 |
用途 | 教育施設・体育館 |
規模・構造 | 地上2階、木造、敷地面積:約660,000㎡、建築面積:3,600㎡、延べ床面積:3,800㎡ |
設計者/施工者 | 隈研吾建築都市設計事務所・日本設計株式会社/前田建設工業株式会社 |
期間 | 2016年10月~2018年10月 |
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