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2026.02.18

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Index Group|ミンツバーグ教授の組織論シンポジウムを開催しました

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2月12日、カナダの世界的な経営学の大家・ヘンリー・ミンツバーグ教授をゲストにお招きして、ハイブリッドの国際シンポジウムを開催しました。テーマはミンツバーグ経営学の集大成ともいえる「組織論」。ミンツバーグ教授にはカナダからオンラインで参加して頂き、日本側は代官山ヒルサイドプラザを会場に組織開発専門家の勅使川原真衣さん、東京大学東洋文化研究所長の中島隆博先生、著述家の山口周さんにパネリストとしてご登壇頂きました。INDEXグループ代表の植村がモデレーターを務めました。


進行はミンツバーグ教授のご要望で基調講演はなし、はじめから90分間のディスカッションでした。
セッション1のテーマは「なぜ今、組織論か」。(原点となる著作『The Structuring of Organizations: A Synthesis of the Research』が1979年に出版されてから、“最終版”が世に出た2023年まで40年超の間に、企業環境は大きく変化しました。パネリスト3名からはトップダウンとボトムアップの是非、フレームワークに当てはめすぎることの危険性、「人的資本」という概念の傲慢さといった視点が提示されました。これに対しミンツバーグ教授は、リーダーシップとマネジメントは表裏一体であり、その関係性こそが核心であるとコメント。リーダーシップがうまくいくためにはボトムアップが不可欠との見解を示しました。


セッション2では失われた30年、日本の組織は何が問題だったのか?というテーマに対して、アメリカで「選択と集中」による模範的経営と言われたGEが破綻したのに対し、日本のパナソニックや日立は生き残っており、本当に失われた30年なのかという問いが山口周さんから投げかけられました。ミンツバーグ教授も「日本は他の国と比べて上手くやっている」と指摘。昨年訪問したという生活協同組合コープさっぽろの事例を紹介し、人口減少も悲観するのでなく、新たな機会と捉えるべきだとコメントしました。
 
セッション3ではAI導入が本格化するVUCAの時代における組織とリーダーについて。勅使川原さんからはミンツバーグ教授の話から「関係論的能力主義」に言及。個人を組み合わせるために人を見るリーダーシップが必要のコメントがありました。中島先生は、日本は縦社会と言われるが横のつながりも大事にする文化であると指摘。山口さんはアメリカで上場企業が半減した現実を踏まえ、日本でも今後は“不確実性に耐えられる組織”の形態が問われると発言がありました。ミンツバーグ教授は「必要なリーダーシップの答えはマネジメント」と即答。リーダーシップよりも重要なのはコミュニティシップだとのコメントも頂きました。
 
その後、会場からも2,3の質問を頂き、パネリストの皆さんとやりとり。最後にモデレーターの植村がINDEXグループの理念である「悉皆」というキーワードを交えながら総括を行いました。今回のシンポジウムには1,300名を超える方が参加のお申込みを頂きました。重ねて御礼申し上げます。当日の映像は字幕編集を行ったうえで、お申込みを頂いた皆様に後日ご案内させて頂きます。



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