PROJECT
五葉山太陽光発電所
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本プロジェクトは、気仙広域環境未来都市構想の一環として、再生可能エネルギー発電所を建設するというものです。インデックスコンサルティングはプロジェクトマネージャーとして、用地の選定や事業者の選定を支援しました。
クライアントの課題
気仙2市1町は震災復興を進める中、災害時における持続可能なエネルギー供給を実現するため、2市1町で消費する電力の30%を再生可能エネルギーでまかなうという計画を立てました。その過程で、太陽光発電を活用するという方針が決まり、日照や送電線との距離などの条件から五葉山にある牧場が候補地として選ばれました。
ただ、この牧場の用途は農地であり、農地法の制約によって発電事業を営むことはできませんでした。また傾斜地にあるため、太陽光パネルの設置が難しいという問題を抱えていました。再生可能エネルギーを核とした環境未来都市を実現させるには、この2つの問題を乗り越えることが不可欠でした。
インデックスコンサルティングのソリューション
農地を別の用途に転用する際には地元の市や県と協議する必要があり、通常は時間がかかります。今回は震災復興の一環であり、五葉山のメガソーラーは環境未来都市のシンボルというべき存在です。気仙広域環境未来都市構想や持続可能なエネルギー供給の実現、さらには地元への貢献について市や県、土地を所有するJAに説明し、全面的な協力を得ることができました。
その後、事務局として動いていた東日本未来都市研究会が指名競争入札を実施し前田建設工業を事業者に選定、五葉山太陽光発電合同会社が発足しました。売電によるリターンを地域に還元するため、この会社には地域住民にも小口出資を募りました。
太陽光パネルの設置については、斜面を造成して平地に設置することも可能でしたが、できるだけ環境に負荷をかけない環境保全型の太陽光発電所を造るという方針に従って、地形をそのまま生かして発電所を設置することにしました。実際の工事は試行錯誤の連続でしたが、工法を工夫するなどして乗り越えました。結果的に、2015年8月に、発電出力18メガワットのメガソーラーが完成しました。
DETAILSプロジェクト概要
プロジェクト名 | 五葉山太陽光発電所プロジェクト |
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所在地 | 岩手県大船渡市 |
設計者/施工者 | 前田建設工業株式会社 |
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